政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


世界中でテロが止まらない。米国フロリダ州オーランドでは、米国史上最悪の49名が亡くなる銃乱射を起こした容疑者はアフガニスタン出身のイスラム教徒の2世で、ニューヨーク生まれであった。
欧州大学院大学(EUI)のオリビエ・ロワ教授によると「検証すると、イスラム原理主義に心酔する若者は、過激になる前に敬虔なイスラム教徒であったことは皆無である。移民で育つ中、言葉の違う親の宗教観、価値観に反抗し、酒を飲み麻薬に溺れ、イスラム教が禁じる食材も平気で食べる。今起きている現象は、親と子の世代間闘争、1960年代に吹き荒れた過激派現象と同じ」と断じている。
魅力のなくなった左翼思想に変わり、移民街の若者を魅了しているのが、イスラム教のジハード(聖戦)主義で、ビンラディンをチェ・ゲバラになぞらえているのだそうだ。「間違っていけないのはイスラム教徒の過激化ではなく、過激派のイスラム化だ」。
イスラム過激派というと、イスラム教徒だと思ってしまう。問題の本質は貧困であったり、差別であり、社会的な要因に基づいている。誤解は禁物だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">