政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


エジプトのアラブの春、シリアの民主化運動、英国のEU離脱派のリーダー、ボリス・ジョンソン前ロンドン市長。世界を見ると、ポピュリズム(大衆迎合主義)の流れが政権を揺るがし、あらぬ方向へ国の行く先を誘導してしまう。大衆と思惑とは全く違う現実が突きつけられ、苦しむのは結局、「大衆」となっているようだ。
現代はインターネットや衛星放送、ユーチューブ、フェイスブック、ツィッターなど地球の裏側で起きたことも世界で話題になる、情報が飛び交う社会である。情報が独り歩きし、本当のことが検証されないままにトップが引き摺り下ろされたり、交代させられてしまうことが起きる。
だから、情報を操作できる立場にいる人のさじ加減で世論が動いてしまう、とても危険な時代に入ったと覚悟しておいた方が良い。ヒットラーは情報宣伝を巧みに使い、ドイツ大衆を誘導し、「第3帝国」という幻想を抱かせて、国民の考えを一色にまとめてしまった。
7月10日は参議院選挙が行われ、18歳以上が初めて投票に参加する歴史的な1票である。選ぶ候補がいない場合でも「消去法」で政治家を絞り、多様な政治家を国会に送り込むことが「大衆」が誘導されにくい政治基盤を作ることになる。耳障りの良い発言をする人にだまされない、賢い選挙民が増えることを期待したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">