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国内最大級のエネルギーサミットに約300名が集結!

経済産業省後援「電力自由化サミットジャパン2016」
経済産業省 資源エネルギー庁 次長 多田氏ご登壇
電力自由化を牽引する新電力の代表者が電力事業への熱き思いを語る

去る7月28日、弊紙では(木)「電力自由化サミットジャパン2016」(後援・経済産業省)を東京・大手町サンケイプラザで開催した。今年4月、戦後最大の改革となる電力小売自由化(低圧市場)がスタートし、新規参入企業318社が誕生している。今後の展望を政策側と民間企業に集まって頂き、議論した。
家庭向けの電気料金比較サイト「タイナビスイッチ」を運営する株式会社グッドフェローズ(長尾 泰広代表取締役社長)は、株式会社経済産業新報社(高橋成知代表取締役社長)とともに「電力自由化サミットジャパン2016」を7月28日(木)に大手町サンケイプラザにて、主催し開催した。

サミットの第一部では経済産業省資源エネルギー庁の多田明弘次長による基調講演が行われたほか、第二部のパネルディスカッションでは電力自由化を牽引する代表者が電力自由化の現状の課題と今後の取り組み、電力事業への熱き思いを語った。

この電力自由化サミットジャパン2016では、2000年より段階的に進められてきた電力小売自由化が、今年4月に低圧市場が開放されたことにより注目が高まり、新規企業が続々と参入してきている。今後さらに拡大が予想される、電力市場における現状の課題や今後の展望について、有識者による講演やパネルディスカッションを通じて議論した。

エネ庁の多田次長は電力自由化の目的と現状を説明、「4月の施行以降、電力小売全面自由化は着実に進展している」とし、「より消費者の多様なニーズに対応した付加価値の高いサービスの創出を事業者に期待する」ことを述べた。

次に、一般社団法人エネルギー情報センター 理事 江田 健二氏が「海外事例から見る電力会社と顧客の新たな関係/電力デジタル化の将来」というテーマで講演。

海外のSNS事例を用いて電力会社と顧客の新たな関係について紹介、無限の可能性を秘めた電力市場のデジタル化の将来について、通信業界の歴史をヒントに軽快に解説した。
最後の講演では、グッドフェローズ・長尾社長が「アンケートから見る消費者の傾向と比較サイトとしての在り方」というテーマで消費者の現状を講演した。

同氏は、電気料金比較サイトを利用したい人が92%というアンケート結果を公表、現在も続々参入している電力会社のプランの中から自分のライフスタイルに合ったプランを探すことの大変さから、「多くの人が電気料金比較サイトを利用したいと考えている」と述べた。また、「FIT電気」という言葉の認知度の低さに言及、「FIT電気の認知が広がれば、今以上に強力な差別化になる可能性がある」と言及した。

パネルディスカッション 5社が熱い議論を交わす
第二部のパネルディスカッションでは、経済産業省からは資源エネルギー庁電力市場整備室長の小川要氏が登壇、東急パワーサプライ代表取締役社長の村井健二氏、MCリテールエナジー代表取締役社長の松永典生氏、アイ・グリッド・ソリューションズ エネルギープラットフォーム事業本部本部長の秋田 智一氏、みんな電力代表取締役大石英司氏の新電力4社に、グッドフェローズの長尾社長を加えた6名の登壇者が電力市場の発展に向けた各社の状況と思いを語った。
小川氏は「電力会社が消費者のニーズに合わせてさまざまな付加価値のあるプランを発表することが非常に好ましい」と述べ、市場の活発化に期待を寄せた。

新電力各社はこれまでの状況や今後の取り組みについて述べ、消費者に経済的メリットが出しにくい家庭用料金プランに、「消費者のライフスタイルに合わせた付加価値を付けることで経済的メリットが少なくても選ばれるプランを発表していく」ことで認識し合った。
電力自由化サミットジャパン パネルディスカッション
電力自由化サミットジャパン2016 特設ページ:http://japan-nea.org