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どのロボットメーカーともつながる、完全ティーチレス

どのロボットメーカーともつながる、完全ティーチレス

第7回 ロボット大賞が決定し、経済産業大臣賞は(株)MUJINの「完全ティーチラス/ばら積みピッキングMUJINコントローラ『Pick Worker(ピックワーカー)』が選ばれた。

7回目に当たり、政府のロボット新戦略に基づき、ロボット大賞は新たに総務大臣賞、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞の5つが加わった。

主催も経産省と一般社団法人機械工業連合会の他に、5省庁との共催となった。今回は選ばれたピックワーカーは、産業用ロボットによるばら積みピッキングを人間がロボットに教示(ティーチング)することなく「完全ティーチレス」で実現するコントローラ。

ユーザーは①ペンダント上でロボットの動作環境を作成、②ワークの把持可能箇所の登録、③搬送位置や姿勢の登録、の3ステップのみで行える。

専門家でなくても3週間程度でばら積みピッキング立ち上げができる。自動車産業や物流でのピッキング工程の自動化を推進でき、労働力不足問題の解決と生産性に寄与する点が評価された。

また、タッチパネルを用いた直感的な操作で出来る、ユーザー視点の利用環境を提供、ロボットメーカーを選ばない汎用性を持ち、適用範囲の広がりも評価された。

なお、表彰式はJapan Roboto Week2016が開かれている東京ビッグサイトの東ホールで10月19日10時半から行われる。

◯総務大臣賞 Peper(ソフトバンクロボティクス)
◯文部科学大臣賞 モジュール分散協働型収穫支援ロボットシステム(自走式イチゴ収穫ロボット)(宇都宮大学/アイ・イート)
◯厚生労働大臣賞 HAL医療用下肢タイプ(CYBERDYNE)
◯農林水産大臣賞 ロボットトラクタの研究開発(ヤンマー)
◯国土交通大臣賞 SPIDER(スパイダー)を用いた高精度地形解析による災害調査技術(ルーチェリサーチ)