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「経済再生最優先」、福島復興と地方活性化へ

3日、安倍首相は2012年12月の第2次安倍内閣の発足以来、初めての内閣改造を行い、5人の女性閣僚を含む、9人の初入閣組を取り込み、「実行実現内閣」としてスタートした。

経済産業大臣 小渕優子

経済産業大臣 小渕優子

改造内閣のテーマは引き続き、「経済最優先」によるデフレ脱却と成長戦略の実行、それに「地方の創生」が加わった。新設された地方創生相には石破茂前幹事長が就任した。5人の女性閣僚の起用は過去最多記録に並び、成長戦略で掲げている「2020年までに指導的に地位に占める女性の割合を30%にする」という数値目標にならっている。経済産業大臣には小渕優子元少子化相(40歳)が起用され、同省としては初の女性大臣を迎えることとなった。
小渕経済産業大臣の初記者会見の模様は次の通り。
「このたび経産大臣を拝命しました。総理からの具体的指示は、第1に東電の福島原発の事故対応や福島の復興・再生に取り組むこと。2つめはデフレからの脱却を最優先に新たな成長戦略の推進に取り組む。3つめは、責任のもてるエネルギー戦略の確立に向け、可能な限り原発依存度を減らす前提で、再生可能エネルギーや省エネンルギーの最大限の推進を図る。そして、原子力規制委員会によって安全性が確立された原発の再稼働を進める、などの指示を頂いた。
経済産業大臣として、総理からの指示に基づき、原子力事故への対応や被災地の復興にしっかり取り組んでいきたい。また、アベノミクスについて、まだまだ道半ばと考えている。党においては、日本を元気にする国民運動の実施本部本部長として、景気の回復を日本全国に広げるため、各地を回り、中小規模事業者と意見交換をしてきた。
日本経済を強くする好循環を作るために引き続き、尽力していきたい。エネルギー問題は日本経済の基本である。今年4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」をしっかり具体化し、責任あるエネルギー政策に取り組んでいきたい。
第2次安倍内閣では、引き続き、経済の再生は最重要課題と認識している。この中で、大臣の要職を拝命したことは、光栄でありかつ重責であり、身を引き締めて取り組むつもりだ。
やはり、皆で知恵を出し合い「強い経済を取り戻す」「地方を活性化していく」大きな目標に、いろいろな方々の知恵を頂きながら、前向きに取り組んで行きたい」。

第2次安部内閣の顔ぶれ

<おぶち ゆうこ>1973年(昭和48年)12月生まれ、群馬県出身、96年成城大学経済学部卒業、同年東京放送(TBS)入社、99年衆議院議員小渕恵三事務所入所。2000年(平成12年)6月、第42回衆議院議員選挙で初当選(群馬5区)。06年(平成18年)文部科学大臣政務官、同年9月早稲田大学大学院公共経営研究科修了。08年(平成20年)麻生内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画・公文書管理・青少年問題・食育)。12年(平成24年)財務副大臣、13年(平成25年)文部科学委員会委員長。
この間、5期連続当選し、自民党の要職(幹事長代理、総務会副会長など)を歴任、小渕恵三元首相の次女らしく、誰とでも対話できる柔軟さを備え、「日本を元気にする国民運動実施本部長」として活動していた。地元群馬は富岡製糸場が世界遺産に指定され、地域経済の復活や少子化対策などの政策をテーマに掲げており、著書もある。4人家族で学童前の男の子2人の母親でもある。趣味は料理と観劇。

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