政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


JASA初の受賞 組込みソフト業界の発展に貢献

組込みソフトウェアの業界を立ち上げて、28年、株式会社コアの創立者でもある種村良平代表取締役会長が、「秋の褒章」で藍綬褒章を受章、4日、それを祝う祝賀会が東京・水天宮のロイヤルパークホテルで開かれた。
発起人代表である簗田稔一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)会長がまず挨拶に立ち、「JASAの草創期に、ET展を立ち上げ、マイコン応用システム試験(現ETS)の実現、産業分類の取得など、業界を創設・発展させた功績には感謝の念が尽きない」と述べた。実際、組込みソフトウェアの業界からは初めての褒章受章者となった。
種村氏は、昭和15年1月4日生まれ、38年防衛大応用物理学科卒、44年12月、株式会社システムコア(現コアの前身)を設立、60年4月、㈱コア代表取締役社長に就任。平成15年同社代表取締役会長兼コアグループ代表。平成11年、情報化促進貢献個人表彰「通産大臣表彰」を受賞した。会社は同15年東証2部上場、翌年東証1部に指定替えとなった。
今回の受賞は、昭和61年より種村氏が尽力して立ち上げた社団法人日本システムハウス協会(現JASA)の初代会長を13年間務め、業界の地位と認知度の向上に努力した成果が認められたもの。特にマイコン応用システム技術者の育成、新しい産業として、日本産業分類での「G3912」取得に尽力したことが評価された。
種村氏は「業界を立ち上げたときは、大型コンピュータ全盛時代。1時間借りるのに給料が3万円の時、10万円かかった。4Kメモリの値段が40万円、それがいまや4Gメモリが400円で買える。アンパン1つの値段になった。今、コンピュータと通信と放送は融合し、クラウドなど立体的に広がっている。このIT業界には「規制」が全くない。人が全てであり、間違いなく良い方向に行く。とにかく、業界の今後のためにも、下請け構造からの『脱却』が必要だ。年収が1000万円もらえるような、『人材育成』を次の時代に挑戦して欲しい。とにかく、今回は皆様のおかげで、とても感謝しております」と締めくくった。
来賓として、野口聡経産省情報処理振興課長、藤江一正IPA(独立行政法人情報処理推進機構)理事長が駆けつけ、それぞれお祝いの言葉を述べ、終始和やかな宴となった。

コア種村会長が藍綬褒章受章

コア種村会長が藍綬褒章受章

年明けに75歳を迎える種村氏は終始笑顔で、感謝の言葉を述べていた
年明けに75歳を迎える種村氏は終始笑顔で、感謝の言葉を述べていた

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">