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中国が提唱している「アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバー国が31日キルギスとスウェーデン、ノルウェー、台湾が申請し、49カ国となって締め切った。日本とアメリカは銀行運営が不透明であるとして、今回参加を見送った。最終的には、アイスランド、イスラエル、ポルトガルも加わり、52カ国となったようだ。
AIIB設立の目的は、アジアのインフラ整備に必要な資金額が2020年までに約8兆ドルと見込まれている。これらの資金を世界銀行やアジア開発銀行の資金では賄いきれない。そのため1000億ドル規模の投資銀行が必要と提唱しており、中国は最大で全体の50%を出資する用意があるという。
50カ国以上が参加を表明したということは、AIIBは国際的にも規模的にも十分認知されたということで、戦後を支えた世銀・開発銀行の体制から、新しい秩序への生まれ変わる時期に来たということであろう。昔であれば日米が世銀・開銀を大増資して対抗したであろうが、そういう力が衰えたと見た方が良い。
日本も策が合って今回見送ったのなら良いが、米国の後を追随しただけなら、困ったものだ。外交も2元、3元、マルチで強かに立ち回らないと、衰え深い大国と道ずれになりかねないと思うのは杞憂であろうか?(M)

 

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