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月産20トン 九州・久留米・広川町に新工場

産総研の技術移転ベンチャーである、NSマテリアルズ㈱(金海榮一社長)は、このたび、九州・久留米・広川町新産業団地内に月産6トン規模のナノ蛍光体(量子ドット)の生産を可能とする新工場(500平方㍍)を建設、平成28年4月より操業を開始する。
その後、順次量産施設を拡充、29年末までに30億円を投資、最終的に月産20トン規模の量産施設を整える。量子ドットは従来の蛍光体に比べ約千分の1の粒子径を持つ微小な蛍光体で、粒子径を変えることで自在な色を作り出すことが可能。
同社の機能性ナノ材料である「高機能量子ドット」は、レアアースが不要で、スマホやタブレット、ノートPC、デジタルTVなどの液晶ディスプレイの色再現性を飛躍的に高め、消費電力が低減できるため、夢の電子材料と呼ばれてきた。
このナノ蛍光体は現在の液晶ディスプレイ約20億台、照明用光源5兆円、2018年に6700万台普及する4K(対応)テレビに影響を与えると見込まれている。久留米・広川新産業団地に製造拠点を設置した同社に対し、小川洋福岡県知事は「平成18年の創業以来、福岡県を拠点に研究開発を行い、ナノ蛍光体の量産技術を確立されたことは大変有難く、誇りに思う。さらに強みを発揮し、さらなる発展を期待している」とコメントした。

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