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「つながるクリティカルシステム」
MIT・レブソン教授招く

第13回目のWOCS2 (クリティカルソフトウェアワークショップ)は、1月19日から3日間、東京・日本橋コングレスクエア日本橋で開催された。WOCS2は、研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共催するワークショップ。
今回のテーマは「つながるクリティカルシステム」。特別講演ではSTAMP(システム理論に基づく事故モデル)研究の第一人者、MITのナンシー・レブソン教授を招き、ますます複雑化する、大規模なソフトウェア集約的なシステムにおける安全研究に対する最新の考え方が披瀝された。
レブソン教授は「ソフトウェアがエンジニアリングを改革する。高度化するシステムでは従来のアプローチでは限界がある。システムの各コンポーネントが機能していても最終的に事故は起きることがある。安全性と信頼性は同一ではない。ソフトウェア開発には技術以外の要素も含まれ、ヒューマンエラーはシステムが再デザインを求めている証し」などSTAMPの有効性を解説した。
STAMPは、複雑化の一途をたどる現代のシステム全体から、複雑系理論に基づく新しい安全解析方法として、航空・宇宙や原子力などのミッションクリティカルな分野で注目を集めているシステム思考の事故モデルである。これを利用することによってメカニズム、技術、ヒューマンエラー、連携ミスなどの複雑化したシステムの問題点が発見できるようになっている。

第13回WOCS2開催「つながるクリティカルシステム」

第13回WOCS2開催「つながるクリティカルシステム」

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