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【上海(中国)2016年2月25日新華社=共同通信JBN】銀聯国際(UnionPay International)とタイの4大商業銀行は2月24日、UnionPay(銀聯)の技術標準に基づくタイ国内の決済スイッチング(中継)網であるタイ決済ネットワーク(Thai Payment Network、TPN)の正式な運用開始を発表した。
UnionPay(銀聯)のICカード標準は既にタイ銀行業界の標準になっているが、この合弁事業への参画を通じて銀聯は銀行カード・スイッチング・システムの構築でも技術標準を提供している。運用開始式には中国銀聯(China UnionPay)の葛華勇会長、銀聯国際のツァイ・ジェンボー最高経営責任者(CEO)、TPNのショケ・ナ・ラノン会長が出席し、タイ銀行(中央銀行)のブンチャ・マヌーンクンチャイ決済制度政策・監督局長も祝辞のため列席した。
タイ銀行は2012年、国内のデビットカードによる銀行間決済はすべて国内で処理しなければならないと定めた。その後、TPNと呼ばれる合弁会社が2014年9月に設立された。 タイは独立したデビットカード・ブランドであるTPNの立ち上げと、UnionPay(銀聯)の世界的なネットワークをうまく利用するUnionPay(銀聯)TPNカードの発行も計画した。
TPNは、UnionPay(銀聯)が技術標準を輸出し、その技術力を活用して海外市場へ進出する新方式を開拓した成功例である。UnionPay(銀聯)は技術と製品、サービス、ブランド影響力を駆使し、こうした市場での決済制度の構築に参加している。
TPNの運用開始は以下の面で大きな意義がある。(i)中国が独自に開発した金融技術標準の輸出に成功したことは新たな飛躍的前進であり、UnionPay(銀聯)は中国企業の「海外進出」のモデルとなった(ii)UnionPay(銀聯)とタイ銀行業界の協力は従来の銀行カード協力から徹底した技術標準協力に進化し、大規模な普及やタイでのUnionPay(銀聯)カード発行の基盤となった(iii)TPNは再現可能な事業拡大モデルを創出し、世界で事業拡大を加速するUnionPay(銀聯)を助ける。
中国銀聯の葛華勇会長は「タイ国内でのスイッチング・ネットワーク構築は中国とタイの金融協力の面で大きな前進である。われわれはタイの電子決済市場の成長を支援するためにわが社の実績をタイに紹介し、他の分野でも銀行カード決済を広げる。“一帯一路”戦
略を支援し、決済インフラの構築と業界改革に参加し、応用が利く方式によって海外市場
で成長を図る」と語った。
UnionPay(銀聯)カードは現在、タイのほぼすべてのATMと約70%の店舗で利用できる。これまでにタイで発行された銀聯カードは100万枚を超え、この数字は増え続けている。

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