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館内を動き回るロボット ~ロボフレ、施設管理の標準化ら進展
今後の人手不足が懸念される中、様々な分野にサービスロボットを普及させようと発足して活動しているロボフレの令和5年度事業報告会が行われた。
主催は(一社)ロボットフレンドリー施設推進機構。場所は東京・芝浦のNECネッツエスアイ本社ビル。ロボフレとは、ロボットが導入しやすい物理環境の規格を整備し、普及を加速させようと始まった2020年から5か年計画で始まったプロジェクトの最終報告会である。
担当している経産省の石曾根ロボット政策室長は「馬車から自動車が普及したときに、車道整備や歩道が設置されていったように、新しいものが使い易く、普及し易いよう環境を整備していくことが肝心」として、施設管理、食品、小売、物流の4分野を重点に基盤整備を図ってきた。
今回は、ロボットと館内設備との連携標準化、施設の物理環境の標準化、複数ロボットの群管理制御の標準化の成果が発表された。採択先の綜合警備保障、NECネッツエスアイ、森トラスト、大和ライフネクスト、日鉄興和不動産がそれぞれプレゼント、デモが行われた。
エレベータにロボットが自動に乗り込んだり、受付のゲートに来た荷物を取りに行き、運ぶ様子が公開され、実用化が間近なロボットフレンドリーな環境が垣間に見えた。
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