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日本を強くするコネクテッド・インダストリーズ税制 ~DX(デジタルトランスフォーメーション)対応で日本を変える~ 「なぜ、レガシーシステム刷新が必要か?」 基幹情報システムに「2025年の崖」 維持管理に8割の費用を、新技術の導入に活かせ 経済産業省商務情報政策局情報技術利用促進課長 中野 剛志氏に聞く
日本経済のネックが明らかになってきた。日本の大企業の基幹情報システムの2割が21年以上経過し、老朽化・複雑化・ブラックボックス化(レガシー化)してきている。これを放置するとAI、IoTなどの新しいデジタル技術等への柔軟な対応ができずにデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応が遅れ、場合によっては現行システムの維持管理も困難となることで「2025年の崖」を迎え、「デジタル競争の敗者」となってしまう。そのため、経産省では今年6月から、大企業も対象となる「コネクテッド・インダストリーズ税制」を施行し、企業におけるDXを加速させようとしている。この税制の創設に尽力した、情報技術利用促進課の中野課長にその真意を聞いた。