ダイジェスト詳細
IoT技術で食品ロス削減 ~食品ロス削減へ実証実験開始
経産省は1月11日、フードチェーン3領域における食品ロスに関する取り組みとして、IoT技術を活用した食品ロス削減に関する実証実験を行うと発表した。
実証実験は、フードチェーン全域を産地から小売店舗、小売店舗、小売店舗から消費者の3つの領域に分けて行われる。
産地から小売店舗までの実証実験では、青果物が持つ様々な情報のうち、これまであまり利用されてこなかった情報を活用した新たな価値を消費者に提供する販促を店頭で実施し、食品ロス削減への効果を検証する。
小売店舗の実証実験は、賞味・消費期限別に在庫を可視化し、電子棚札を活用したダイナミックプライシングを導入することによる、店舗における業務効率化と食品ロス削減への効果を検証する。
小売店舗から消費者までの実証実験は、購買データや消費・廃棄データを「健康」という切り口で活用しながら、食品の購入・調理・保管を支援する消費者サービスとして提供し、家庭内での食品ロス削減への効果を検証する。
(中略)
同実証実験は、経産省委託事業「令和3年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(IoT技術を活用した食品ロス削減の事例創出)」として実施される。サプライチェーンの情報の可視化や食品ロスの削減、付加価値の提供など、サプライチェーンの効率化・生産性向上を図ることが目的だ。
(つづき・詳細は、経済産業新報・本紙で)