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工作機械メーカー強さの秘訣 DMG森精機 ~リアルJIMTOF2022より
工作機械の一大見本市、JIMTOF2022が11月8~13日までの6日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。出展各社の中から、「工作機械メーカーの強さの秘訣」としていくつかを紹介する。
DMG森精機
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強み
1948年創業の同社は、2016年ドイツのDMGと経営統合を果たし、現在、世界に15万社の顧客と30万台の機械が稼働している。6カ国に15の工場、43カ国に1万2000名の社員がいる。
販売・加工技術、サービス拠点は108カ所。工程集約、自動化、DX・GXを顧客に提案している。
複数台の機械で加工していたものを、5軸マシニングセンタや複合加工機1台で行う、工程集約に現在、力を入れている。従来の方法では399分かかっていた加工を262分で行い、33%の工程集約、22%の消費電力削減につながっている。
現在、機械加工時の電力消費の内、70%を占める周辺機器(切りくず、クーラント、ミスト処理)の省エネ、自動化などにも取り組んでいる。
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持続的成長のために
CN(カーボンニュートラル)の取組みでは、設備と製品の2つの側面がある。設備では積極的に再生可能エネルギーを活用し、同社伊賀事業所に設置する自家消費型オンサイト太陽光発電は日本最大となっている。製品面では、顧客のCO2削減につながるよう、省エネやアイドリングストップの機能開発や、デジタルの活用により、無駄な電力の削減に努めている。
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人材育成
工作機械の高度化に伴い、使いこなせる人材や顧客に加工提案できる人材の育成に努め、社員・顧客・学生向けに研修を実施している。エンジニアやサービス担当者向けには研修施設が用意されている。
5軸加工研究会では、日本での5軸加工機の普及を目的に機械を貸与して、顧客のもとで同社エンジニアが講習会を全国各地で行っている。また、奈良女子大工学部の学生に同社奈良商品開発センタで実習研修を実施している。
最近は、eラーニングのデジタルアカデミーも行い、リアルとオンラインを組み合わせた人材育成に努めている。
・会社名
DMG森精機株式会社
・本社住所
東京グローバルヘッドクォータ 〒135-0052東京都江東区潮見2丁目3-23
第二本社・奈良商品開発センタ 〒630-8122 奈良県奈良市三条本町2-1
・代表者名
取締役社長 森 雅彦
・売上高
4,500億円(2022年通期予想)
・経常利益
営業利益 450億円 (2022年通期予想) ※弊社はIFRS適用のため経常利益がございません。
・従業員数
約12,000名
・工場所在地
三重県伊賀市、奈良県大和郡山市
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