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2023/04/21

4月から自動配送ロボットが公道を走る ~記念イベント開催

 2023年4月から自動配送ロボットが公道を走る。それを記念して。経産省と(一社)ロボットデリバリー協会が合同で、同省の敷地内での自動配送ロボットのイベントが開催された。

 

 同省では、物流分野における人手不足等の課題解決を目指し、自動配送ロボットの社会実装に向けた技術開発支援等の取組みを行ってきた。4月1日より「道路交通法の一部を改正する法律」の施行により、一定の大きさや構造の要件を満たすロボットは、届出制により公道を走行できるようになり、いよいよ自動配送ロボットの社会実装が本格化してきた。

 

物流現場の人手不足を補う社会実装が一歩実現

 

 ポイントは4つ。①この自動配送ロボットの最高速度は6km/h(人の早足の速度)で歩道を走行、②大きさは電動車椅子程度、③通行方法は歩行者に相当、④遠隔操作による走行――となっている。

 イベントでは、自動配送ロボットの実証実験を行っているパナソニック(藤沢市)、ENEOS等(東京都佃・月島エリア)、TIS等(会津若松市)など関連事業者8社のロボット8台が、同省敷地内に集まり、実際の走行・活用シーンを披露した。

 

自動配送ロボット
4月から公道を走れる自動配送ロボット

 

 イベントでは、澤井大臣官房審議官(商務・サービス担当)と、同協会佐藤代表理事の挨拶の後、走行等のデモンストレーションが実施された。

 具体的には、直進や旋回といった基本的動作や、人がロボットの前に飛び出してロボットが急停止したり、ロッカーを開錠して商品を取り出す様子など、実際の走行・活用シーンに近い形でのデモンストレーションが実施された。

 

(詳細は経済産業新報・本紙4月1日号で。電子版試読キャンペーン実施中。)