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2023/10/23

人手不足解消へ、無人・自動化をアピール ~国際物流総合展2023開催される

「物流の2024年問題」の解決をテーマに、「国際物流総合展第3回INNOVATION EXPO」が9月13日から15日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト西ホールで行われた。主催は(公社)日本ロジスティックシステム協会、(一社)日本能率協会ほか関連5団体。

 

ECの急増による小口・小ロットの宅急便の急増により、積載効率が低下し、物流コストの上昇が深刻化している。また、ドライバー不足に拍車をかけるトラックドライバーの時間外労働の上限規制が2024年4月1日から適用される。
このままでは荷物が運べなくなる「物流危機」が起きかねない。この展示会では、最新の物流機器・システム・情報など物流・ロジスティックの先進情報が収集できる国内最大級の専門展示会として、毎年開催されている。

 

展示会場では、省力化・無人化をアピールするブースが多く、人手不足時代を反映していた。特に目立ったのが、フランスExotec社の3次元ピッキングシステム「Skypod」。従来の発想と異なり、ラックの棚を上下前後左右に移動し、運んでくるロボットを活用した3次元ピッキングシステム。
「大手衣料メーカーに導入され、ピッキング時間を5分の1に短縮化出来た」(同社広報)。ロボットは最大高さ12㍍までピッキングでき、時速15キロの速さで数十台が同時に稼働する。開発の7割がソフトウエアとなってきているそで、人によるピッキング作業を大幅に軽減する実演を見せていた。
また、ECの発達している中国メーカーの物流システムも数多くみられ、かなり進歩している印象を受けた。
今回は出展社401社、1230ブース(8/30時点)と過去最大規模で開催された。また来場者も4万4640名と過去最高を記録した。

 

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