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2023/12/20

高校生が紙の現場をレポート ~環境展示会「エコプロ2022」

 今年も日本最大の環境展示会「エコプロ2022」が昨年12月7-9日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。世界最大規模のインドネシアのAPPグループは今年で10回目の出展を行った。

 木を1本切ったら1本植樹する「森林保護方針」の元、SDGsに取り組む同社の今回のテーマは「森の再生プロジェクト」。APPジャパン/ユニバーサルペーパーの社員がブース内のツアーガイドを務めた。

 

 昨年8月、埼玉県筑波大学付坂戸高校の生徒19名がインドネシアの現地を訪れ、植林地から紙が工場で作られるまでの工程をフィールドワークで学んだプレゼンテーションをブース内で行った。

 担当したのは同校農業科の建元喜寿主幹教諭。「インドネシアは私が海外青年協力隊に参加して地の利があり、文科省のスーパーグローバルハイスクール事業で始めた。生徒の反応がとても良く、大学を出て森林保護活動をしている先輩もいる」。

インドネシア坂戸高校
坂戸高校の生徒たち

 

 実際生徒たちに聞くと、「紙がこのようにグローバルに作られているのに驚いた」、「将来は森林保護をライフワークにしたい」など感受性の強い時期にこうしたフィールドワークのインパクトはとても有効なことを改めて感じた。

 2つのグループからのプレゼンテーション内容も素晴らしく、来年も実施される予定だ。

 

(詳細は経済産業新報・本紙1月号で。電子版試読キャンペーン実施中。)