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重要性高まるクリーン&トラストデータ ~JDEA事業計画発表会
一般社団法人日本データ・エンジニアリング協会(JDEA、河野純会長(写真),旧データエントリー協会)は、このほど2024年度事業計画の発表会を、東京・銀座の電算本社会議室で開催した。
同協会は、1971年コンピュータのキー・パンチの時代に発足している。デジタル社会を前に、「クリーン&トラストデータ」の重要性が高まっており、データのマネジメント、マイニング、マッチングに強みを持っている同協会に注目が集まっている。
24年度は「データエントリーからデータトラストプロバイダへ」を目標に、デジタル時代に向けたトラストテッド・データの価値評価手法やデータ・システム・エンジニアリングの階層や役務などにおいて調査研究・提言を行っていく、としている。
河野会長は「生成AIが進展する中、その原資となるデータの信憑性、無謬性が求められている。DXでもデータの標準化、正確さ、信頼性は必須だが、電子データ生成に対する正しい理解が不足している」という。
同協会が扱うクリーンデータは、ペンタ9(9が5つ連続する=99.999X)の高精度であるが、日本語特有の半角、全角、漢字、かな、同音異語など複雑な課題が存在している。
同協会では、データのメンテナンスも含めた、DSE(データ・システム・エンジニアリング)人材の育成とそれらに合わせた料金の改定を検討している。生成AIの拡大による、誤情報、偽情報の拡散を防ぐ意味でも、DSEの重要性が高まっていくのであろう。
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