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2025/01/22

25年は9%増の約4兆㌦の規模へ ~JEITA電子情報産業世界生産見通し

 JEITA((一社)電子情報技術産業協会(代表理事/会長・津賀一宏、パナソニックホールディングス取締役会長、写真))は電子情報産業の世界生産見通しを発表した。
 2024年の世界生産額は、対前年比9%となる3兆7032億㌦、25年は同8%増の3兆9909億㌦と見通した。24年は生成AIの普及により、データセンタやクラウドサービスが拡張し高性能サーバ、半導体の需要が拡大した。
 また、ソリューションサービスも伸長し、電子情報産業の成長に寄与した。25年も引き続き、デジタル投資の拡大が見込まれ、世界経済の持続的成長とイノベーションの発展に寄与した。

 

日系企業もデジタル化の加速から6%増

 

 2025年は、デジタル化への投資拡大が継続し、生成AIなどを活用したDXが進み、電子機器やデバイス需要の回復、ソリューションサービスの需要拡大も見込まれ、世界生産額は前年比9%増の3兆9909億円㌦となる見通しだ。
 2024年の日系企業(海外生産分含む)の生産額は同6%増の41・2兆円、25年は42・9兆円と見通した。電子部品・半導体、ソリューションサービスが大きく成長する見込みだ。

 

③半導体需要額見通し
半導体需要額見通し(世界)

 

 津賀会長は「デジタル化の加速、価値観の変化、経済安全保障の3つの大きな社会変化が起きている。今後は生成AIをどう使いこなしていくのかが大きなテーマとなる。そのベースが半導体だ。JEITAはデジタル産業を代表する業界団体。デジタルテクノロジーの創出と事業環境整備、グローバルでの産業競争力の強化に取り組み、Society5.0の実現をめざす」と述べた。
 2024年の見通しでは日系企業(海外生産含む)の世界生産に占めるシェアは7%に落ちるが、電子部品33%、AV機器18%、その他の電子機器13%となっている。
 今回15回目となる「注目分野に関する動向調査」では、世界のSDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)の生産台数見通しなどをまとめている。

 

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