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レジリエンス・グリーン・デジタルを主軸に 2021年版ものづくり白書が「生き残り戦略」を指摘
◆「製造業のニューノーマル」へ
レジリエンス・グリーン・デジタルを主軸に
2021年版ものづくり白書が「生き残り戦略」を指摘
2021年版ものづくり白書が発表された。新型コロナウイルスによる世界的な感染拡大は、近年、わが国製造業のサプライチェーンリスクとなる「不確実性」は高まる一方、加えて、世界ではカーボンニュートラル、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取組みが急速に進展し、わが国ものづくり産業は数多くの「課題」に取り囲まれ、今回は、その生き残り戦略の動向分析となった。
今回の白書のメッセージは「製造業のニューノーマル」。レジリエンス・グリーン・デジタルを主軸に展開していくべきであるとしている。
わが国製造業の業績動向ではコロナ禍の影響を受け売上高、営業利益とも引き続き減少傾向にあり、今後3年間の見通しも減少傾向であり、依然先行き不透明な状況が続く。設備投資も業績低迷で減少傾向にあり、今後も設備投資は控える傾向にある。
白書ではレジリエンス-サプライチェーンの強靭化を求めているが、「可視化」は容易な取り組みではなく、東日本大震災以降も大半の企業で調達先を把握していないのが実態である。
(つづきは経済産業新報・本紙で)