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2021/09/09

インターネットは唯一のもの 国のあり方も変えていく ーーさくらインターネット代表 田中邦裕氏に聞く

さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中邦裕氏に聞く

18歳で起業してから25年、売上高221億円、従業員700名の東証1部上場企業にまで「さくらインターネット」を育ててきた田中社長。自身は沖縄に住み、北海道をはじめ国内で複数のデータセンターを運用する、究極のテレワークを実践している。今後の DX、インターネット社会の展望を聞いた。

――クラウド事業はGAFAが独占しており、日本に勝機はあるのか?

 これからクラウド市場は数百兆円規模とさらに拡大していきます。いつまでもGAFAが独占するとは限りません。巨大なエコシステムがさらに広がるので我々にも勝機はあります。またITの世界でいつまでも独占が続いた企業はいません。

 1996年にインターネットに目をつけて起業しましたが、それ以前は電話回線を使ったPC通信のみで高価でした。インターネットにより皆が安価で自由に発信できる通信が出来たわけです。新しいカルチャーが生まれたと思いました。

――経産省が2018年にDXレポートを出し、警鐘を鳴らしましたが、未だ9割の企業がDXに未着手です。

 これは全て経営者の意識の問題だと思います。危機感が薄い、従来通りでも上手く回っているので問題はないと思うのでしょう。

 次に、中間管理職や中間マージンを取る業者にとっては、DXでペーパーレスになったら困る人たちが多いのでしょう。また、DXをいつものIT投資、業務効率化としてとらえている側面も強い。

 DXはそれ自体がビジネスとなるもので、自身の事業をソフトウエア化して、他社に提供していくもので、若手のベンチャー企業がどんどん出てその辺りを次々改善してくれると期待している。

(続きは経済産業新報・本紙で)