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2022/06/27

ものづくり発信基地として、DXに対応 ~埼玉工大にスマートデザインファクトリー

深谷市にある創立46年の埼玉工業大学(SIT、内山俊一学長)では、今年度から稼働させたスマートデザインファクトリー(総合実験実習棟)を公開するマスコミ見学会を行った。

新実習棟(34号棟)は、これまで学内に点在していた工学部機械工学科の設備を集約し、ロボットやIoTなど機械工学関連の実験・実習・研究を一気通貫で展開できる新施設とした。延床面積は2000平方㍍の2階建て。ファクトリーゾーンは、幅48㍍の無柱空間と吹き抜けになっており、壁のない6つのエリアの共有空間が専門領域を超えたコラエボレーションが生まれやすい環境としている。

製造業の現場ではDXの潮流が加速している。「AI、IoT、デジタルスキル、デザイン、SDGsなどに対応できる、実務能力を身に着けた学生を多数輩出させたい」という内山学長のものづくり教育にかける姿勢がこのスマートデザインファクトリーを生み出したようだ。

 

埼玉工大 

 

施設見学では、1Fの実習工場からIoTルーム、熱エネルギー工学実験室、多目的や電子工作自習室らを見学した。旋盤、フライス盤、CNC工作機械や放電加工機、射出成型機、3Dプリンターなどが揃う、企業のものづくり現場にいるような感覚があった。

ちなみに東洋経済の特集で、SITは有名企業400社への入社率が全国11位とランクされ、就職に強い大学として評価を受けている。

 

(詳細は経済産業新報・本紙で。電子版はこちら。)