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2023/03/24

進展するロボフレ環境 ~令和4年度「ロボフレ施設管理成果報告会」開催

 サービスロボットが普及し易い、ロボットフレンドリーな環境を目指している(一社)ロボットフレンドルー施設管理機構(RFA、脇谷勉代表理事)が8日、東京・浜松町の東京ポートシティ竹芝で令和4年度の「ロボフレ施設管理成果報告会」を開催した。

 同機構では、警備・配送・清掃の3つの分野でのサービスロボットの導入・稼働しやすい環境の整備を行っており、今回は「ロボットとエレベータ・セキュリティとの連携」、「施設の物理管理(床・壁など)」、「異種複数ロボットの群管理制御」の3つの領域の標準化の研究や導入の先端事例、普及するための規格化やガイドラインの策定状況を報告した。

 

サービスロボットが普及する時代に

 

 この施策の主催者である経産省からは、安田篤産業機械課長兼ロボット政策室長が挨拶に立ち、同室の板橋洋平室長補佐が施策全般の進捗状況を解説した。

 板橋室長は「RFAを中心に産業界と経産省が一体となって、ロボットフレンドリーな環境を整えている。ユーザー側には、その環境を一度、受け入れてもらい、技術が年々進歩し、ロボットの社会実装や産業化が広がっていくと想定している」と述べた。

 

配送などのユーザー側の環境を整備

 

 当日はRFAのコンセプトムービー『人とロボットが共存する世界』を、声優で人気の東山奈央(とうやま・なお)さんが紹介した。次に、企業・団体の発表では、三菱地所、東急不動産、森トラスト、パンソニックHDらのプレゼンの後のコメンテーターを務めていた。

 会場には実験で使われた自動搬送ロボット「ハコボ」や配送ロボット「YUNJI GOGO」ら数台が展示され、サービスロボット時代が近くなってきたことを感じさせていた。

 

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