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世界の特許出願、10年で1・7倍 中国が138・2万件と断トツ PCT国際出願も2位に、日本は3位へ

「特許行政年次報告書2018年版」がまとまった。特許庁のこの報告書は、知的財産制度を取り巻く現状と方向性、国内外の動向と分析、直近の統計情報、特許庁の取組みが一堂にまとめられている。
世界の特許出願数はこの10年間で1・7倍に増加し、312・8万件に達している。この世界の特許出願数の伸びの大部分は中国人による中国国家知識産権局への出願増によるもの。2017年度の5大特許庁(日本JPO、米国USPTO、欧州EPO、中国SIPO、韓国KIPO)における出願件数が、SIPOが138・2万件と断トツで、次にUSPTOが60・7万件、JPOは31・8万件の3番目となっている。
企業のグローバルな活動が活発化してきており、わが国の特許登録件数の4割が外国での登録となってきている。