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中央区ユネスコ協会主催、トゥリー・リー大使が特別講演 ~日本・カンボジア友好70周年記念講演会開催
日本とカンボジア王国の友好70周年を記念しての記念講演会(主催・中央区ユネスコ協会、藤掛正史会長)が衆議院第1議員会館国際会議場で開催された。
冒頭、日本・カンボジア友好議員連盟の今村雅弘会長(衆議院議員)が激励の挨拶に駆け付け「カンボジアは仏教国であり、平均年齢27歳という若い国である。ようやく独り立ちできる国となってきたのでこれからも応援していきたい」と語った。
基調講演には駐日カンボジア王国特命全権大使のトゥリー・リー氏が立ち「わが国には1690万人の人口がいます。ようやく国民人当たりの所得が1300㌦にまでなってきました。日本からは学校などの建設支援を頂いて感謝しています。これから成長していくのでさらなる友好の拡大をお願いしたい」と挨拶した。
続いて「神奈川県大和市いちょう団地でのスマイルダイニング(子供食堂)との日本文化を世界に発信」とテーマに活動している公益社団法人青少年育成支援大和の心の代表理事、髙橋玉樹氏による講演が行われた。
「我々は子育ての終えた主婦が中心となって活動をしています。食育、教育、国際交流、芸術・文化活動を行っています。一番重視しているのが食育による心の成長です。無農薬の農園で、土を触ったことのない子供たちに、土をいじらせ、種をまき、芽が出て花が咲き実をつける工程を体験させ、その時々に世話をして大根が収穫できた時の驚きや感動、達成感などを味わってもらっています。学校ではできない実体験を通じて子供の心の成長を育んでいます。
また、大和市のいちょう団地には13カ国以上の外国人の子供たちの居場所として子供食堂を使ってもらっています。そして、子供のころから日本の子供らと国際交流もしてくれております」と講演した。
その後、カンボジアの民族舞踊などが披露され、終始和やかな集いとなった。
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