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5兆円に向けて高成長見通し ~半導体製造装置・需要予測発表会
日本半導体製造装置協会(SEAJ、河合利樹会長/東京エレクトロン代表取締役社長兼CEO)は7月4日、東京・四谷コモレ四谷カンファレンスタワーで半導体製造装置の需要予測発表会を行った。
2024年度(4月~3月)日本製半導体製造装置の販売高は、年度後半からのメモリー投資の回復を見込み、前年度比15%増の4兆2522億円と予測した。
25年度はロジック・ファウンドリー、メモリー全体で堅調な投資が予想されるため、同10%増の4兆6774億円とした。
26年度もAI関連半導体の需要押上げ効果が顕在化することから同10%増の5兆1452億円と予測した。
河合会長は「1947年のトランジスタの誕生から76年。半導体市場は初めて6000億ドル(約94兆7千億円)を超える見込みとなった。2030年には1兆ドル(約160兆円)を超えると予想されている。
半導体製造装置産業も2021年から15年間で市場規模が2倍になったが、この半分の期間でさらに2倍になる。そのけん引役はAI。半導体への技術要求は、大容量、高信頼性、低消費電力。今後のあらゆる世界を一変させ、発展して行くだろう」と、半導体の重要性の高まりが増大してくると、述べた。
WSTS(世界半導体市場統計)によれば、2023年の世界半導体市場はメモリー価格の下落の影響から前8・2%減と4年ぶりに減少した。2024年はメモリー市場が単価・数量ともに上昇、ロジック市場も回復する見通しだ。
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