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ET・IoT2017
リアルリアルタイム分散制御へ
「エッジ・コンピューティングで強みを発揮していく」
~機器にインテリジェンスは我々の強み
今年6月、JASAの新しい会長に竹内氏が就いた。IoTが叫ばれる中、業界をどういう方向に導いていくのか、その考えを聞いた。
一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA) 竹内 嘉一会長に聞く
(株式会社日新システムズ代表取締役社長)
――ET・IoT展に当り、JASAの企業の中でのIoTへの取り組みと現状を教えて下さい
政府はSociety5.0(超スマート社会)という大きな社会インフラが変わる概念を打ち出しており、その実現の一翼を担うものの一つにCPS/IoT(Cyber∣Pysical System/Internet of Things)がある。先行的なSIerや大手IT企業が、CPSでデータを集め、ビッグデータにしてAIで分析し、サービスに提供してスマートな社会を作るといった形でIoTを表してきている。
しかし、全てのデータをクラウドに上げると通信量やCPUパワーが膨大となり、分析にも時間がかかる。そこで最近注目されているのがエッジコンピューティングだ。1つ1つの機器がインテリジェンスを持ち、有効なデータだけクラウドに上げ、現場で出来ることは、リアルタイムで制御していく。