社告  令和6年1月の能登半島大地震ならびに9月の能登豪雨に見舞われた被災者の皆様に 心よりお見舞い申し上げます。    経済産業新報社

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2024/11/20

参加した高校生からの研修の感想 ~12名の高校生による国際フィールドワーク(前編)

図森の再生プロジェクト
APPが支援している森の再生プロジェクト

 

参加した高校生からの研修の感想

 

橋口眞奈さん「昨年に続き、2年目の参加で紙を作る工程の知識が上がった。都市工学に興味があり、インフラ整備はお金がないとできないが、APPさんのような、社会とのつながりを重視している点に興味が沸き、もう1年留学してこれらの勉強をさらに継続していきたい」。

 

斎藤亜羽(あはね)さん「製紙業に興味があり、今回、工場をつぶさに見学できた。特に、複数種のクローンの苗を育苗して病気に備えたり、森林火災防止のためのホットスポットを監視したり、紙を作る技術が日本以上なのに驚いている。特にAPPさんが支援しているCSR(企業の社会的責任)活動、地域コミュニティ支援センターの仕組みに興味が沸いた」。

 

尾川ゆずさん「再認識したのは『教育』、特に環境教育の必要性だ。小中学生のころに聞いたSDGsの日本の勉強では、あまり重要性が感じられなかった。インドネシアで広がる違法なパームヤシ畑をみると、環境問題が身近にあり、教育により環境問題を解決していく必要性を強く感じた」。

 

竹内美由(みゆ)さん「国際教育に興味があって、途上国へ行って正しい国際教育とは?を考えたかった。DMPAの農家の話を聞けて、ネットだけでない、生の農家の話を聞けて考えの幅が広がった。ベランターラ基金の活動を継続していくためには、支援する側と相手側の双方にメリットがないと継続できない。たくさんのヒントをもらい、今後も継続して学んでいきたい」。

 

・山見知恵(ともえ)さん「紙の製造を1から工場で見て、普段何気なく使っている紙の生産にかけられている労力や時間の重さを痛感した。DMPAの村に行ったとき、焼き畑から人生を賭けて他の栽培に挑み、失敗する人もいる。自分は地球に悪影響に与えるものは使わないと考えていたが、実際は何もできていない。帰国したら積極的に実践していくつもりです」。

 

ジャカルタ新聞編集長 長谷川周人編集長の感想
「インドネシアは2045年に日本を抜いてGDPで世界第5位の国となっていく。もう途上国という上から目線の考えから、これから一緒に仕事をしていく仲間だという意識を持っていって欲しい。皆さんのいろいろな考えを持った感想を聞いて、感動しました。今後の日本の若者たちは捨てたものじゃないと感じました。有難う」。

 

 

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