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経済産業省幹部年頭所感 通商政策局長 荒井 勝喜

国際経済秩序の維持・強化と日本経済の発展
長引くロシアによるウクライナ侵略に加え、中東情勢の深刻化など地政学リスクが高止まっています。また、本年は国内のみならず各国・地域で選挙が行われる政治の年となりました。各所で自国最優先の政策が顕著となる中で、保護主義的な政策や過剰供給能力といった根本的な課題に対処する必要があります。
こうした状況だからこそ、国際的な協調が重要です。本年も、①ルールに基づく国際経済秩序の維持・強化や、②強靱で信頼性のあるサプライチェーンの構築、③グローバルサウスを含めた各国・地域との関係構築と日本企業のグローバル展開に力をいれてまいります。
具体的には、①需要サイドへの支援を含む、新たな時代の産業政策の協調、②過剰供給問題への対応に向けた国際的な取組、③重要物資に関するサプライチェーンの強靱化、③GX・DX及び経済安全保障分野での各国との連携強化、④AZECを含め、グローバルサウス諸国における日本企業と現地企業の連携プロジェクトの創出などを実施し、ルールに基づく国際経済秩序の維持・強化を図るとともに、日本経済の発展に繋げてまいります。
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