朝鮮半島の南北首脳会談、日本から知の提案を! 羽場 久美子

2018年4月27日、朝鮮半島の南北首脳が軍事境界線を越えて板門店で会談し南北両国の友好強化が確認された。1989年11月9日夜のベルリンの壁の開放にも匹敵する変化の第一歩が始まった。ただしこちらは多くの国民の出国ではなく首脳同士の境界線の横断と握手であった。

2017年11月、北朝鮮がICBM(大陸間弾道弾)を開発しミサイルが米本土に届くレベルとなったという情報が流れてから、東アジアではこの半年間緊張が走り続けた。

2018年3月末のトランプの米朝会談提案後、ドミノ倒しのように中朝会談、米CIA長官ポンぺオと北朝鮮幹部との会談、その後のICBM核実験場の廃棄が決まった。