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2019/01/21

進むロボットの海外生産  中国の潜在需要は日本の100倍?以上  一般社団法人日本ロボット工業会

米中の貿易戦争の影響から、夏以降のロボット輸出が減速したため、日本のロボット生産1兆円突破(受注1・1兆円)の夢は2019年に持ち越しとなるようだ。

 IFR(国際ロボット連盟)のレポートによると、17年の世界のロボット出荷台数が前年を30%上回る、過去最高の38万台に達したと発表した。「その主な要因は中国市場です。自動車や携帯・タブレットなどの電子機器の組み立てラインにロボットが大量に導入され、世界のロボットの36%を占める最大の市場となった」(一般社団法人日本ロボット工業会・冨士原寛専務理事)。

 日本のロボットの7割が現在、輸出されているが、生産全体を100とすると、それプラス15%くらいが海外生産となっており、実質的には“1兆円“の大台は突破しているようだ。