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2020/12/10

この冬の新型コロナウイスルとインフルエンザの同時流行へ備える

㈱東京メディカルコンサルティング 代表取締役社長 尊田 京子

 

新型コロナウイルスが世界で流行し始めてから約1年が経とうとしています。世界の感染者数は6000万人を超え、死亡者は150万人に迫っています(22020年11月30日現在、米国ジョンズ・ホプキンス大学「COVID-19 Dashboard」より)。この統計数字は、検査や入院施設が機能し統計が取集可能な国や地域からのデータであり、世界での実態はさらに悪化していることが推察されます。

 

大きく7つの系統に分かれたウイルスが世界で流行し、国によって流行している系統が異なる状態でもあります(https://nextstrain.org/より)。

 

筆者はこれまで、企業の海外展開支援から得られた、特にイスラム諸国での知見を集中的に連載してきました。が、1年半という区切りと、これまで30年にわたって細菌やウイルスと関わり感染対策分野での活動を継続してきた経験から、今号より感染対策やメディカル・ヘルスケアについても情報提供して参ります。

 

新型コロナウイルス感染は、発熱等の症状が出た(発症)後、PCR検査を含む医師の診断(確定診断)受けて感染が確定しますが、これには1~3日程度の時間を要しています。この間、発症者は新型コロナウイルスに感染しているか分からない状態のまま過ごすことになり、濃厚接触者も確定できないままになります。

 

例年、インフルエンザの流行は11月に始まり、1月にピークを迎え、4月頃まで続きます。つまり、この冬は、体調不良者が発生した際、新型コロナウイルス感染なのか、インフルエンザ感染なのか、その他の感染症・病気なのかが判然としない状態が数日継続する事態が発生します。

 

新型コロナウイルスの体外への排出は発症2~3日前より始まり、発症前後に感染力が最も強くなると報告されています。つまり、社員や来訪者が体調不良となった場合、「その時」こそが最も感染力が強い状態であるのです。感染拡大の防止や事業への影響を最小限に止めるためには、感染の確定診断を待つことなく、速やかに適切な対応(初動対応)を取ることが非常に重要です。

 

企業と組織を守る「新型コロナウイルス対策 企業・組織における初動対応ガイドライン」を無料で配布しています。

 

入手方法は、二次元バーコードをスキャンして Facebook「成長を目指す感染対策プラットフォーム(PICS)」からダウンロードするか、連絡先までご連絡ください。

メール:mail@tmedc.com Webサイト:https://www.tmedc.co.jp

*事業内容:感染対策のセミナーや計画立案サポート、国際物流、メディカル・ヘルスケア企業の海外展開支援、防災コンサルティング。
主な実績:「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ」における実施事業でのセミナー(観光庁)、ワクチン及び臨床検体の輸送品質改善にかかわる事業(JICA)ほか各種イベントや集会での感染対策