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2021/07/12

JEITA、脱炭素推進へ新組織

JEITA新会長に東芝の綱川氏 コンソーシアムの立ち上げを表明

日本電子情報技術産業協会(JEITA)は6月3日、記者会見を開き、東芝の綱川智会長兼社長が新会長に就任したと発表した。網川新会長は「幅広い産業の会員企業と連携し、日本経済のさらなる活性化やSDGsの達成に貢献していく」と表明した。

 

網川新会長は「『グリーン×デジタル』は率先して取り組む事業の一丁目一番地である」と意気込みを語った。JEITAは、カーボンニュートラルをテーマに、デジタル技術で脱炭素を推進するための新組織「グリーン×デジタル」のコンソーシアムを9月までに新設する方針を打ち出した。
JEITAは、コンソーシアム設立の準備として、5月1日付で事務局内に「グリーンデジタル室」を設置し、専任の職員を配置している。コンソーシアムの詳細については「これから検討を進める」とした。
JEITAに加盟する企業は、材料、部品、機器、デジタルサービスの分野など幅広い。JEITA加盟企業に限らず、エネルギー関連企業にもコンソーシアムへの参加を呼びかける。電力使用の効率化などについて協議する見通しだ。
サプライチェーンの100%カーボンニュートラル化を実現するためには、ユーザー企業の実効性のほか、デジタル技術によるテクノロジーの活用が欠かせない。JEITAは、コンソーシアムを脱炭素化に向けた取り組みの司令塔として議論を進めていく方針だ。
(詳細は経済産業新報・本紙で)