政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


山田 敏行山田 敏行

山田 敏行山田 敏行

一般社団法人 組込みシステム技術協会
Embedded Technology2016 展示会 実行委員長
山田 敏行
(株式会社日新システムズ執行役員 インダストリアル・ソリューション事業部長)

30周年を迎えるET展示会! ETとIoTの融合で新たな価値創出へ!

組込みシステム技術協会(JASA)は、2016年11月16日(水)~18日(金)の3日間、会場は横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で、組み込み総合技術展「Embedded Technology 2016(ET2016)」と、IoT総合技術展「IoT Technology 2016」を同時開催します。 今回は両技術展に400社の出展者と3日間で2万7000人の来場者を見込んでいます。

組込み総合技術展は今年30周年を迎えます。長い歴史の中でも昨年のET2015はIoT総合技術展という新たな技術分野の展示会を同時開催し、大きな変化が生まれた年でした。昨年の来場者はその前年に比べて11%も増加し、IoTという新たなイノベーションにフォーカスした成果だと考えています。

今やバズワードとなった「IoT」は、ネットワーク・通信技術の進化とともに、新たなサービス、ビジネスモデルの創出がキーワードです。今まで我々が勝負してきた「ものづくり」だけでは生き残れない時代が訪れ、ビジネスの変革に柔軟に対応できる、今までとは異なる能力を求められています。

組み込みシステム業界は、成長分野であるロボティクス、スマートエネルギー、オートモーティブ、交通システムといった産業に対して、最先端の組み込み技術とIoTを融合し、各分野を支えていきます。また、来場者の業種も「通信サービス/ネットワーク」と「SI/情報サービス」に関連する来場者が増加し、データを処理するベンダーの増加が目立っています。また、職種で見ると「営業」や「マーケティング」「経営者・経営企画」が増加し、IoTビジネスの具体化に向け情報収集していることが見えてきます。

ET2016/ IoT Technology2016 では、81社が新規出展を行い、大手半導体メーカーでは、NXP Semiconductorsとリニアテクノロジー、AI・クラウドサービスベンダーては、アマゾン ウェブ サービス(AWS)ジャパン、日本アイ・ビーエム(IBM)といった大手企業の名前もあります。

AWSジャパンはIoTプラットフォームの展示を、日本IBMは人工知能「Watson」を活用した取り組みに関する展示を行う予定です。展示会場では、組込みシステムとIoT技術を統合した、新たな成長と価値の創出をテーマとした各企業の最新技術をご覧いただけますので、ご期待ください。
約120の技術カンファレンスを全て無料で受講できる

2016年は約120個のカンファレンスを予定しており、来場者は全て無料で受講可能です。基調講演では、産業IoTをテーマにシスコシステムズ、ロボット技術を応用した自動運転技術についてZMP、センサー技術をベースとしたIoT事業創造について村田製作所、IoTによるデータを活用した戦略についてNTTドコモの講演が予定されています。

また、30周年記念講演として、東京大学大学院の情報学環情報学府で教授を務める坂村健氏が「オープンIoTが変えるモノ作りの未来」をテーマに講演を行います。
他にも、「超スマート社会:Society5.0」、「IoTセキュリティ」など最新技術情報に関する講演が目白押しです。公式Webサイトで事前登録を開始していますので、お早めにご登録ください。

二回目となる「組込みIoTハッカソン」は、今年からオープン競技として開催され、8チームが参加する予定です。IoTによるビジネスイノベーションが課題となる中で、組込み技術者に新たな価値と気づきを与える役割を担っています。自己満足でものを作るのではなく、マーケットを意識して創るものの価値を考え、それを人に伝えるプレゼンテーションを学べる新しいコンテストです。

日々事業企画にお悩みの出展社、来場者の皆さまにとって、思考をチェンジできる貴重な体験となりますので、組込みIoTハッカソンにも、ご期待ください!

昨年のET&IoT展の会場風景

昨年のET&IoT展の会場風景