政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


50回目 中小企業白書2013 年版の概要

第1 部では、最近の中小企業の動向について分析し、第2 部では、自己変革を遂げて躍動する中小企業・小規模事業者の取組や課題について分析を行った。
 現在、小規模事業者に焦点を当てた中小企業政策の再構築を進めている。このため、今回の白書においては、主要項目において、小規模事業者とそれ以外の中小企業に区分して、それぞれの現状や直面する課題を明らかにした。あわせて、特に小規模事業者の課題に対応した施策の在り方を究明した。
  第1 部 2012 年度の中小企業の動向
 わが国経済は、円高、世界景気の減速等の影響により弱い動きとなったものの、足下では持ち直しの動きが見られる。
 中小企業の景況は、持ち直しの動きが見られる。中小企業等の再生・経営支援を徹底的に促進するとともに、被災地の産業振興のための取組を加速する必要がある。
 第2 部 自己変革を遂げて躍動する中小企業・小規模事業者
 地域や社会を支える中小企業・小規模事業者は、変化する事業環境に合わせ、経営を変革させている。起業・創業、新事業展開、事業承継、情報技術の活用等に焦点を当て、その活動を明らかにする。
●起業・創業
 起業・創業は、産業の新陳代謝を活性化させ、経営資源の有効活用を図り、雇用を創出する上で不可欠。しかし、開廃業率は米英に比べて低迷しているのが実情。起業家の中には、成長・拡大志向の起業家のみならず、安定的な事業継続を志向する起業家が多数存在している。
 また、売上発生前の起業当初は各種手続や資金調達、売上発生後には人材確保が課題となるなど、発展・成長の各段階で異なる課題に直面。起業の形態や発展・成長の各段階で変化する課題等を示すことで、求められる起業支援の内容を明らかにする。
●新事業展開
 新事業展開は、取り組んだ企業の多くが今後の売上増を見込むなど、事業の再生や成長の観点からも重要となっている。
 中小企業・小規模事業者が、資金・人材等の課題を乗り越え、成長分野で新事業展35 開する姿を示す。

過去50年の中小企業白書を振り返って

60年代後半「格差や労働力事情を背景とする中小企業問題への対応」
大企業との格差に見られる中小企業の、いわゆる「近代化の遅れ」が国民経済全般にも影響を与えるとの認識のもと、63年に中小企業基本法が制定され、近代化設備の導入、経営の合理化、事業の共同化等の対応の方向が示された。
70年代「格差縮小と中小企業問題の変質」
我が国経済が成長する中、製造業を中心に大企業との格差は縮小し、中小企業が経済発展の一翼を担う役割への期待が拡大。製品の高付加価値化、新分野への事業展開、立地・公害問題への対応に焦点が当てられた。
80年代前半「変革の時代における新たな対応①」
アジアとの競合関係の深化に伴う我が国経済の構造転換の実現に中小企業が大きな役割。注目された環境変化としては、マイクロエレクトロニクス技術の進展とその成果としての、製造・事務管理部門への中小企業の急速な浸透があった。
80年代後半・90年代前半「変革の時代における新たな対応②」・・・>申し訳ありませんが、この続きは本誌でご覧ください。

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