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福島沖20kmに設置された「ふくしま未来」

福島沖20kmに設置された「ふくしま未来」

2015年もでに16MWの容量へ

福島復興・再生のシンボルとして経産省と福島県が連携して進めてきた世界初の「浮体式洋上風力発電設備」の設置が11日完成、実証運転を開始した。

この事業は、2013年3月より、丸紅、東大、三菱商事、清水建設などを主体とする「福島洋上風力コンソーシアム」(11社)が経産省より受託、「浮体洋上ウィンドファーム実証研究事業」として進めていた。
完成したのは、世界初の66kV式洋上サブステーションと2MW(2メガワット=2000KW)ダウンウィンド型洋上風力発電設備1基と海底ケーブルなど。福島県沖約20キロ㍍でのこの第1期工事では気象・海洋データ、運転データの収集・分析、安全性、信頼性、経済性の評価とともに、運転維持管理手法を確立していく。
第2期工事では、世界最大級の7MW油圧ドライブ式浮体式洋上風力発電設備2基を2014年度中に設置する予定で、福島沖の洋上風力発電の設備容量は16MW(1万6000KW)となり、浮体式では世界最大規模となる。
この事業は、東日本大震災の復旧・復興対策事業として、平成23年度第3次補正予算において、125億円の予算が投入されている。
経産省によれば、「これは、再生可能エネルギーを復興の柱に据える福島県にとって復興・再生のシンボルとなる重要なものである。陸上風力のポテンシャルが限定的であるわが国において、再生可能エネルギーの導入拡大を図る上で、極めて意義が高い」としている。
この実証研究事業は2015年度まで行われるが、製造業にとっては、洋上風力発電関連産業の創出となり、また輸出産業の1つに発展させることも、同コンソーシアムでは目標に掲げている。さらに、今回の事業で経験した、“漁業と浮体式洋上ウィンドファームの共存”の実現に向けた取り組みを今後とも進めていく、としている。

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