政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


明日に向かって不可思議な知の力を終結できるか?

「6」の融合人 高 愁陽

個の話:第四話①「生命システムとは何か?」
人間の不可思議な能力「オートポイエシス」・・努力と天賦の才?

オートポイエーシス (autopoiesis) とは、W・マトゥラーナ(1928年9月14日~、チリの生物学者)と、マトゥラーナの教え子であったF・バレーラ(1946年9月7日~2001年5月28日、チリの生物学者)の二人が、「生命とは何か?」を追求し、1970年始めに、生命システムの本質に迫り、「オートポイエシス」と言う概念を提唱した。
二人は、細胞の代謝や神経系に着目し、個々の物質の機能を超えたシステムとしての特質に本質を見て、自己決定的なシステムの概念として「オートポイエシス」を唱えた。自己創出とも言われる概念である。 それは、我々が自律的に救われている姿から、変換と相互作用を通じて自己を自律し、再生する生命システムとしてオートポイエシスをとらえればよいのだろう。
「オートポイエシス 生命システムとは何か」(1980年、W・マトゥラーナ、F・バレーラの共著、、河本英夫氏訳、国文社1991年)によれば、「オートポイエティック・マシンは、構成素が構成素を産出するという産出ネットワークとして、有機的に構成されたシステム」と説いている。
このとき、構成素自身は、(1)変換と相互作用を通じて、自己を産出するネットワークを絶えず、再生産し、(2)またその空間内において構成素は、ネット
ワークが実現する位相的領域を特定することによって、自らが存在する、という2つの特性を掲げている。
つまり、ここでいう、位相的領域の特定は、構成素が構成素を産出してオタマジャクシが蛙になるという形態的な非連続的変化を、水から地上という環境上の激変を含む位相的変化によって説明している。
(石川昭・奥山真紀子・小林敏孝編著「サイバネティック・ルネサンスー知の閉塞性からの脱却」(工業調査会、1999年、74頁)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">