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日本弁理士会 会長 伊丹勝

日本弁理士会 会長 伊丹勝

「弁理士の日」を迎えて

●弁理士の日の由来
日本弁理士会では、1899(明治32)年7月1日に弁理士法の前身である特許代理業者登録規則が施行されたことを記念し、毎年7月1日を「弁理士の日」として制定している。

今年は116年目の年になるが、本年4月1日から新弁理士法が施行された。新法では第1条に「使命条項」が加わり、「弁理士は、知的財産に関する専門家として、知的財産権の適正な保護及び利用の促進その他の知的財産に係る制度の適正な運用に寄与し、もって経済及び産業の発展に資することを使命とする。」と規定された。今まで以上に社会的責任や期待の重さを自覚しなければならない。この記念すべき年に我々弁理士は更なる飛躍のため新たなステージにチャレンジしていく。

●弁理士知財キャラバン ~新たな中小企業支援策~
特許、デザイン、ブランド、コンテンツ、製造ノウハウなどの知的財産を上手く活用して、さらに上を目指す中小企業を応援するため、「弁理士知財キャラバン」事業を立ち上げた。
知財経営コンサルティングのスキルをもった弁理士が直接企業を訪問してヒアリングを行い、共に課題を解決していく。

●グローバル戦略
世界の知財システムを縦横に活用してグローバルな知財に関する支援ができるグローバル人材の育成に力を入れる。
日本貿易振興機構(JETRO)と協力して、タイに弁理士を派遣している。今年はさらにインドのニューデリーにも弁理士を派遣する。現地の企業からの相談に対して助言・指導を行い、知的財産戦略を支援する。
また弁理士の海外留学などを支援し、将来的には海外窓口担当として活動してもらうことを期待している。

●世界をリードする知財システムの実現
ユーザにとって魅力ある知財システム実現に向けて、「世界最高の「知的財産立国」を目指す」国の政策を実現するためには、我が国における適正な損害賠償額、適切な侵害立証手段の構築など、実体面でも知財の権利強化を図る必要がある。営業秘密の保護強化も重要。各国関係団体とも情報交換及び連携しながら、ユーザの立場からグローバルな知財システムのあるべき姿を提言していく

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