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対策をビジネスの中核に

IoT時代はさらにセキュリティが重要

サイバーセキュリティ月間記念
サイバーセキュリティ・イニシアティブ2016 開催される

サイバーセキュリティ月間中の3月18日のサイバーセキュリティの日を前に、3月16日、東京・品川のインターシティホールで、サイバーセキュリティ・イニシアティブ2016が開催された。今回のテーマは「サイバーセキュリティ対策をビジネスの中核に」。
このシンポジウムは、経済産業新報社とJスピンの共同プロジェクトである「ITフォーラム&ラウンドテーブル」が主催、企画・運営するもので、経済産業省らが後援し、IPA=独立行政法人情報処理推進機構と共催で行っている。当日は、企業のセキュリティ対策の専門家らが多数つめかけ、7回目のシンポジウムでは過去最大規模の開催となった。
今回のイニシアティブでは、第1部特別講演では「サイバー空間をめぐる状況とサイバーセキュリティ戦略」をテーマに、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の三角育生内閣参事官が講演を行った。また、海外からはNATOコーオペレーティブ・サーバーディフェンスユニット副司令官であるヤン・プリサル氏を招聘、同氏が手掛けたICT先進国、エストニアのサイバーセキュリティの現状と未来を語ってもらった。
プレミアムプレゼンテーションでは、東陽テクニカの北山正姿情報通信システムソリューション統括部長より、サイバーセキュリティ対策の歴史と最新トレンドが紹介された。
第2部では、IPAの富田達夫理事長の挨拶の後、「情報セキュリティマネジメント人材の育成・確保に向けて」と題して経産省の小池雅行地域情報化人材育成室長が講演、IPA田中久也理事による情報セキュリティ人材育成についてのトークセッションをはさみ、サイバー攻撃の脅威に対する最先端対策とポイントについて、NECサイバーセキュリティ本部の後藤淳シニアエキスパートによるプレミアムプレゼンテーションが行われた。
最後に、IPAの立石譲二技術本部長がモデレータとなり、三角氏、プリサル氏に東京電気大の佐々木良一教授(内閣官房サイバーセキュリティ補佐官)が加わり、「ビジネスプロセスとしてのサイバーセキュリティ対策とリーダーシップ」について、パネルディスカッションが展開された。
サイバーセキュリティ基本法改正案や年金機構のサイバー攻撃の解説、マイナンバー制やIoT時代におけるセキュリティ対策などについて議論が及んだ。攻撃を受けた後の緊急対応対策や経営者のリスクに対する意識の増進、現場と経営者を繋ぐ人材育成などの課題が明らかにされた。

基調講演を行うNISCの三角内閣参事官

基調講演を行うNISCの三角内閣参事官

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