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ボーダフォンM2M調査 小売が成長、自動車も普及へ

 8日、ボーダフォン・グローバル・エンタープライズ・ジャパン㈱(阿久津茂郎M2Mジャパンカントリーマネージャー)は、3年目となる「2015年度版ボーダフォン M2M普及状況調査レポート」を取りまとめ、発表した。

調査によると、①アフリカ、中東、アジア太平洋市場が世界で最も高いM2M普及率35%を記録、②59%の企業がM2Mへの投資に対し、高いROI(費用対効果)を達成、③83%の企業がM2Mを企業競争力の原動力と回答、④早期導入した企業はさらにM2M投資を加速し、81%の企業が前年を上回る利用を図っている―ことなどがわかった。
なお、グローバルでのM2M平均普及率は27%となっている。この調査は世界16カ国が対象で、アジア太平洋地域では豪、インド、日本、韓国、中国、ニュージーランドの6カ国。車、家電、エネルギー、ヘルスケア、製造、小売、運輸の7つの業界から650以上の回答を得て分析している。
業種別にM2Mが最も著しく成長している分野は小売業で88%増。店内デジタルサイネージや新支払いサービス、物流運転の効率のための利用が進んでいる。また、医療や公益事業、コネクテッドカーが加速してきた自動車での普及が進んでいる。
M2Mのグローバルリーダーである同社のアジアパシフィック担当ディレクターのJ・ネルソン氏は「アジアの企業は、M2Mテクノロジー導入を加速させ、世界のライバル企業を凌駕しようとしている。日本企業がビジネスに直結する革新的なM2Mの導入実現をサポートするし、グローバル市場での差別化を支援していきたい」と語った。
同社は現在、2200万回線のM2M接続を管理し、ガートナー社からM2Mサービスのリーダーカンパニーに選ばれている。世界最大のキャリアネットワーク(自社26カ国、パートナー55カ国)を保有し、自社開発のグローバルSIMをリアルタイム管理できるM2Mプラットフォーム、M2Mバリューチェーンの50社以上の主要な企業との強力なパートナー関係などの強みがある。4月にはボーダフォンオートボーティブを立ち上げ、M2M事業には全世界で1400名を配し、M2M業界を牽引している。
日本では産業機械向けの遠隔監視・予防保全システム「CareQubu」で実績のある、クオリカとM2M普及に向けたパートナーシップを締結した。

ボーダフォンのM2M戦略

ボーダフォンのM2M戦略

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