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築地市場の豊洲移転延期を決めた小池都知事の勢いが止まらない。土壌汚染対策として
第3者委員会で決めた豊洲市場での「盛り土」を東京都が全て行わず、地下空間を作ったこと。そこを調査したらヒ素が検出され、地下水からとの疑いも出てきた。

これで東京都議会議員も今は手も足もでなくなった。ここで都議会を解散したら現職が全て討ち死にするのではないかと思うくらい都民は怒っている。ごまかし、言い逃れ、談合が次々に暴露され、大岡越前守の登場のような小池都知事には、「小池新党」も見え隠れし、自民党も沈黙したままだ。

13兆円というスウェーデン1国並みの予算を抱え、オール与党体制のまま「伏魔殿」となっていた東京都政。この数10年間の澱と膿を出して、都政を健全化してもらわないと、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが色あせたものとなってしまう。

今こそ都民は与党候補でない都知事を選出してホッとしているのではないか?これが与党候補の都知事であったらこの問題は闇に葬られていた可能性が高い。権力は長く続くと腐敗する。いずこの組織もチェック機能が大事であり、この意識を挙げていくことこそが日本の政治風土を向上させ、ひいてはより良い政治家を輩出していくものと期待して行きたい。