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AUTOSAR 仕様を産学共同で開発

名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター(NCES、高田広章センター長=TOPPERSプロジェクト会長)では、2014 年4 月より、オブザーバ参加も含めて20 社の企業の参加を得て、「車載制御システム向け高品質プラットフォームに関するコンソーシアム型共同研究」(AP コンソーシアム)を開始した。
このコンソーシアムは、AUTOSAR 仕様をベースとして、車載制御システム向けソフトウェアプラットフォーム(SPF)に関する研究開発を行う。
AUTOSAR は、欧州の自動車メーカと自動車部品メーカを中心に、世界中の自動車メーカや車載組込みシステム関連企業等が参加する団体で、車載制御システム向けのSPF 等の標準仕様であるAUTOSAR 仕様の策定等を推進している。
AUTOSAR仕様に準拠したSPFは、国際的に採用が進みつつあり、その開発においては欧州の有力ソフトウェア企業が先行しており、このままでは、近い将来、車載制御システム向けのSPF はすべて海外製になる可能性が高い。
同コンソーシアムで、わが国の自動車産業の「ものづくり力」の低下につがると危惧しており、AUTOSAR 仕様ベースのリアルタイムOS およびSPF として、グローバルトップ3 の一角となることを目指し、研究開発を推進している。
同コンソーシアムは、11 年度から3 年間、同様のスキームで実施してきた「次世代車載システム向けRTOS の仕様検討及び開発に関するコンソーシアム型共同研究」(ATK2 コンソーシアム)の後継プロジェクトとなる。
初年度となる2014 年度には、ATK2 の機能安全規格対応、時間パーティショニング機能の検討・開発、BSW モジュールの開発(ウォッチドッグマネージャ等の開発、A-COMSTACK のマルチコア向け最適化など)、A-RTEGEN の拡張とインテグレーションの4つの研究開発項目に取り組む予定。

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