政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


明日に向かって不可思議な知の力を終結できるか?

「6」の融合人 高 愁陽

個の話:第四話⑤「生命システムとは何か?」
人間の不可思議な能力「オートポイエシス」・・
「社員が生成するメディア“EGM”」

EGM(Employee Generated Media)は、企業の中のビジネスパーソンが自発的な情報発信を行うことにより創り出す新種のメディア。「自発的」ということが重要なポイントの一つである。
従来型の業務命令で発信された情報や、会社や組織の見解として発信される情報ではなく、また、上司によって査閲・校正された情報でもなく、社員が自由に自発的に自らの言葉で情報を発信し、コミュニケーションを行うのがEGMである。
EGMは、ユーザーの様々な目的に応じて会員の紹介により自由に利用されているソーシャルメディアである。例えば、自らの業務を円滑に進める、周囲のビジネスパーソンとのコミュニケーションやコラボレーションを活性化する、ビジネスと生活の質を向上させる、など利用目的は多様である。
EGMの形態としては、同じ企業の社員同士が企業内でコミュニケーションをする社内SNSのようなEGMもあれば、企業の中の社員が社外に向けて情報発信を行い、社外の知人達とコミュニケーションを行うEGMもあり、また、複数の企業間にまたがったコミュニティの中でコミュニケーションを行うEGMもある。
GMの実践事例として、NECのケースでは、事業環境の変化やソフトウエアの開発現場のグローバルな分散化等に伴い、従来型のSWQC(総合的ソフトウエア品質管理)業務を補完する現場の自発的な要請から、部門単位の壁を越えて弱い絆帯で結ばれた個人単位のEGMコミュニティを社員自らで作った。
この社内SNSの場を活用することで、グループ組織の枠を超えて仕事の悩みだけでなく、社内のルールや規定、プログラムの組み方、学習会の知らせなど、様々な情報を共有し、ファシリテータの自発的な協力を得て、コメントの交換などによる気付きや知の創造に活用している。さらに、このEGMの場は、「オフ会」という飲み会やランチ会などを開き、人のネットワークをリアルに結び付ける役割を果たすようになっている。

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