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庭野会長

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アルトゥルキー総長

アルトゥルキー総長

世界イスラーム連盟とWCRPが画期的な集い

9-10日の両日、東京・六本木のグランドハイアットホテル・東京で、公益財団法人世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会(庭野日鑛会長、立正佼成会会長)と世界イスラーム連盟(MWL、アブドッラー・ビン・アブドルムハセン・アルトゥルキー事務総長)が共催し「ムスリムと日本の宗教者との対話プログラム」を日本ムスリム協会の協力を得て開催した。
サブテーマは、「平和のための共通のビジョンを求めて」。世界各地でイスラームの名を悪用した過激派組織による暴力やテロ事件が相次ぎ、イスラームに対する正しい理解を求め、日本の宗教者との対話会議開催を要請、実現したもの。
冒頭、庭野会長は「世界イスラーム連盟とWCRPは平和に対し、同じ理念を共有しており、平和に対する宗教者の責任として常に対話していくことが重要である。恨みや憎しみ、偏見を取り除くには仏陀の教えである慈悲によってのみ解決できる」と述べた。次にアルトゥルキー総長が立ち、「イスラームの教えは全人類に平和を広めるのが眼目であり、教えの根本は慈悲にある。イスラーム国(ダーイッシュ)やアルカイダ、イエメンのフーチなどの過激派組織が犯している暴力行為や殺戮行為はイスラームの平和と慈悲の教えに反しており、これを強く非難する。イスラームの教えが弱くなると、こうした物欲にまみれた教えに反するものたちが出現してくる」とイスラームの教えに対する正しい理解を求めた。
今回のプログラムでは「宗教と平和」「宗教の違いと憎しみの文化」「宗教の価値と共通の課題」「今後の計画」4つのセッションで熱心な議論を行い、最終日に「慈悲深く、慈悲あまねきアッラーの御名において」とする16項目の共同声明を発表した。
今回初来日したアルトゥルキー総長は、世界60数カ国にネットワークをもつ、世界イスラーム連盟の事務総長を15年間務めているイスラームのトップリーダー。リヤド大学で法学学士を修め、サウジアラビアのイスラーム省の数多くの大臣職を歴任。「今回日本の宗教者と共生について語り合い、我々と同じ願いを持っていると強く感じた。またイスラームをよく理解し受け入れてくれたことに感謝したい。こうした対話を継続し、さらなる協力関係を築いていきたい」と述べた。

( 左から2人目)記者会見で答える杉谷義純WCRP日本委員会理事長と( 天台宗宗機顧問)とアルトゥルキー総長。

( 左から2人目)記者会見で答える杉谷義純WCRP日本委員会理事長と( 天台宗宗機顧問)とアルトゥルキー総長。

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