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訪米中の安倍首相が日本の首相としては54年ぶりに米国の国会で演説を行った。上下両院合同本会議で演説するのは日本の首相としては初めて。冒頭、1957年に祖父である岸信介首相が演説した場に立つという光栄を感謝で伝えるなどの英語のスピーチに、スタンディング・オベーションが10数回巻き起こった。
米国での留学体験、先の大戦で亡くなった米国の兵士への哀悼、大戦での痛切な反省後の民主主義国としての繁栄、そして、日本が次に掲げるのは「国際協調にもとづく積極的平和主義」の旗印であり、世界の平和と安定のため、より良い場所にする日米同盟を『希望の同盟』にしていこうと呼びかけた。
日本の首相が堂々と米議会で英語のスピーチをする姿は今までの首相にない、自信に満ち溢れたリーダーの姿であり、余人を持って変えがたいオーラすら感じる素晴らしい内容のスピーチであった。全体の内容は未来志向に重点を置き、先の大戦における「侵略」や「おわび」の言葉は使わなかった。
しかしながら、TPP交渉の早期妥結、夏までに安保法制の整備を行うなどと勇み足になりかねない約束を米議会で明言、逆に帰国の後の国会での『火種』を残す発言となったのは若さゆえか、それとも自信の表れか?とにかく、日本を変えようと焦る安倍首相の歴史に残るスピーチとなったのは間違いない。(M)

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