政策と産業の最新動向を伝え、解説する“クオリティペイパー”


 ポツダム宣言を読んでいない首相の安保法制

安全保障関連法案が実質審議に入る中、20日の国会の党首討論において、安倍首相は共産党の志位委員長から「先の戦争を『間違った戦争』という認識はあるのか?」と問われた。
間違った戦争とは認めたくない首相は、続けての志位氏の質問、「先の戦争を日本の世界征服のための戦争と明確に規定し、日本が受諾した『ポツダム宣言』の認識を認めないのか」と詰問され、思わず首相は「私はまだその部分をつまびらかに読んでいないので論評は差し控えたい」と答えてしまった。
明らかに志位氏の手練手管の質問に、戦後レジーム(体制)からの脱却を唱える安倍首相がボロを出してしまった瞬間だ。これが20日の党首討論のハイライト・ニュースなのだが、夜のテレビニュースでこの重要シーンを報じたのは報道ステーション(テレビ朝日系)のみであり、NHKもTBSもこの問題には触れなかった。
安保法制が審議されている中、このやり取りはインターネット上では大きな反響を呼んでいるのに、マスメディアが報じないのは安倍政権のメディアコントロール化にあるのを自ら認めてしまっているように思われる。我々はポツダム宣言発言の真意と拙速に可決を急ぐ首相のドキュメンタリー・ニュースこそ報道して欲しいのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">